名古屋電機工業株式会社

商品・サービスの提供を通じたサステナビリティ

名古屋電機工業グループは、経営理念に基づき事業活動を通じて、安全・快適な道路交通をはじめ、豊かで持続可能な社会の実現につながる価値の提供を行い、企業価値を向上していくことに努めています。当社では、事業活動を通じて以下のような社会課題の解決に貢献しています。

  • 我が国、及び新興国における交通事故や交通渋滞の抑止・低減
  • 自然災害リスクの最小化
  • 道路維持作業時などにおける屋外労働環境の改善と労働力不足の解消

当社は、当社役員と選抜された社員からなるSDGs推進プロジェクトチームを2021年度に発足し、社内ワークショップ等を通じて当社として優先的に取り組むべき事柄の策定作業を行いました。市場環境が目まぐるしく変化し、カーボンニュートラル等自然環境への更なる配慮が求められるなか、当社が総合設備メーカーに変容し、業界を牽引することこそが社会課題解決への貢献に最も有効であることを再確認しました。また、これを強化し、確実なものにするためには、新商品や新サービスを幅広い分野に提供することがその源泉になるとの結論に至りました。

なお、現時点において、当社の各ソリューションが解決する社会課題、現状認識、並びに解決のための大方針は、以下のとおりです。

防災・減災ソリューション

解決する社会課題 我が国における交通事故や交通渋滞の抑止・低減
現状認識 我が国においては、道路網が高度に整備されており、そのため新規道路建設が減少し、道路情報板の新規需要も減少すると見込まれています。一方で、自動運転技術の発達や「空飛ぶクルマ」等の実用化により、そのような新たな移動手段に対応した、交通事故や交通渋滞を抑止・低減する情報提供方法の確立が今後求められると見込まれます。
解決のための大方針 道路交通安全の総合設備メーカーに変容し、安全・安心・快適・クリーンなモビリティエクスペリエンスを提供します。
解決する社会課題 新興国における交通事故や交通渋滞の抑止・低減
現状認識 新興国においては、急速に進む経済成長を背景に自動車需要が増加し、インフラ整備が追いついていない状況となっています。そのため慢性的な交通事故や交通渋滞が発生しています。
解決のための大方針 新興国における社会課題の解決を通じて新たな市場への挑戦の礎を築きます。
解決する社会課題 自然災害で生じるリスクの最小化
現状認識 日本では、予測困難な集中豪雨などの自然災害が増加・甚大化し、生活者の命や財に対するリスクが増大しています。自然災害が発生した場合でも、避難誘導を行うことができる適切な情報提供の仕組みが必要とされています。
解決のための大方針 くらしの安全を守る総合設備メーカーに変容し、防災・減災ソリューションを提供します。

道路安全ソリューション

解決する社会課題 屋外労働環境の改善と労働力不足の解消
現状認識 道路工事や雪氷対策をはじめとする道路維持作業は、過酷な自然環境や往来の激しい道路交通環境下で行われているため、作業者の命がリスクに晒されています。また、新たななり手が不足しています。
解決のための大方針 道路交通安全の総合設備メーカーに変容し、レンタルを含む様々な形態を通じて、省力化・安全化ソリューションを提供します。

優先的に取り組む課題

事業基盤を担うサステナビリティ

環境

当社は、カーボンニュートラルの実現を経営の重点課題の一つとして捉え、カーボンニュートラル化を推進しています。

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社会

当社は、事業活動において人権の尊重を徹底させるとともに、人財育成や働きやすい職場づくりに取り組み、多様な人材が活躍できる企業を目指しています。

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ガバナンス

当社は様々なステークホルダーと共に永続的発展を図ることが最重要課題と考えており、その実現のため、コーポレートガバナンスの強化・充実に取り組むとともに、コンプライアンスを徹底することで健全な企業活動を支える基盤づくりに取り組んでいます。

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“SDGsマインド”向上に向けた取り組み

当社では、サステナビリティやSDGsを身近に考える機会を提供することを目的として、Your SDGs活動(あなたのSDGsをみつけよう活動)を実施しています。これは当社オリジナルの取り組みで、個人レベルでできるSDGsに関連する取り組みを各人が1つ宣言し、宣言した取り組みがどの程度達成できているか、一定期間後に自己評価する活動です。

管理部門でのトライアルを経て、現在第1期を2024年3月末まで実施しています。