当社グループは、グローバル社会における道路交通安全と低炭素社会の実現に向けて、世界各国・地域に、道路情報板を含むITS（Intelligent Transportation Systems）製品を提案しています。この取り組みでは、現地の産業界、学術界や政府機関との協力の下、地域ごとの道路交通の課題やニーズを把握し、その地域に最適な解決策を提供しています。
SATREPS M2Smart Project
当社が代表研究機関として主導したSATREPSプロジェクト「M2Smart Project」が、2022年9月に完了しました。本プロジェクトでは、インド工科大学ハイデラバード校・日本大学理工学部と連携し、「交通分野における低炭素社会の実現」というテーマの下、インドで推進されているスマートシティ施策を支援する取り組みを行いました。
SATREPS「M2Smart Project」(国立研究開発法人 科学技術振興機構)
また、この取り組みはODA白書にも紹介されました。
2019年版開発協力白書 日本の国際協力
インド・ベンガルール都市圏向けITSプロジェクト
インド共和国・ベンガルール都市圏向け高度道路交通システムの構築を進めております。本案件は、当該地域における交通渋滞問題を解決するため、独立行政法人国際協力機構（JICA）において採択されたもので、ITS機器やシステムをパッケージとして納入します。日本のODA（政府開発援助）の大切なプロジェクトとして、当社社員が現地のスタッフと協力しながら、現在作業を進めています。
さくらサイエンス・ハイスクールプログラム受け入れ
2019年5月、国立研究開発法人 科学技術振興機構（JST）が推進するさくらサイエンス・ハイスクールプログラムにおいて、インド・フィリピン・ラオス・カンボジア・モンゴルの5か国から選抜された102名の高校生と18名の引率者が来社されました。当社ではSATREPSプロジェクトで取り組むインドの渋滞緩和研究に関する講義を行い、日本のITS製品や品質の高いものづくりの現場を見学していただきました。
その他これまでの取り組み
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
道路維持管理用機材整備計画
インド
グジャラート州主要都市ITS普及・実証事業
スリランカ
南部ハイウェイ向け運営・維持管理車両調達
