名古屋電機工業株式会社(本社:愛知県あま市/代表取締役:服部高明、以下「当社」)は、「人が集まる場所に蓄積されるCO2を削減するサービス」の社会実装の可能性検証として、長野県白馬村(村長:丸山俊郎、以下「白馬村」)と、SyncMOF株式会社(本社:愛知県名古屋市/代表取締役:畠岡潤一、以下「SyncMOF社」)との共同で、「CO2利活用教育カリキュラム実証実験(仮題)」を2024年度内に白馬村立白馬南小学校において実施します。
人や室内機器などから排出されるCO2は、特に窓を閉め切る冬場に濃度が高まりやすく、人の思考判断や休息の質を低下させると言われています*1。そのようなCO2を単に大気へ放出するのではなく、教育の一環として活用するプログラムを提案できるよう、ゼロカーボンシティ宣言を表明している白馬村の皆さまのご協力の下、SyncMOF社とともにCO2利活用教育カリキュラム実証実験を行います。
本実証実験では、SyncMOF社が開発・販売する、MOF (Metal Organic Frameworks(金属有機構造体))技術*2を用いたCO2回収機を白馬南小学校の教室内に設置、CO2を回収し、施設野菜栽培に利用します。この過程の中で、回収や光合成によって変化するCO2量を可視化するとともに、出来上がった作物の味の違いや成長度合いを比較できるようにするなど、CO2の役割を学ぶ機会を生徒に提供します。
当社は、本実証実験を通じて社会受容性を調査し、得られた成果のカリキュラム化を計画しています。また、世界的なカーボンニュートラル達成に貢献すべく、環境・人に配慮した新たな提案につなげて参ります。
*2大気中のCO2を直接回収する手法(DAC:Direct Air Capture)の一つ。
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