名古屋電機工業株式会社

美和工場完成 (1979)

昭和41年(1966年)に電光情報板1号機が納入され、次々と情報板の受注が続いて業績も上がりましたが、それに比例して持ち上がった問題が生産スペースの狭さでした。当時は現在の本社がある中川区横堀町に工場がありました。しかし電光情報板が道路になくてはならないものになり、受注が激増してゆくと、生産スペースが足りなくなってしまい、情報板が工場内に入りきらずに屋外でも作業するような状況になっていました。さらに、床から舞い上がる塵埃や、雨漏りなどの問題も出てきて、このままでは作業環境に問題が出てくるという心配がありました。

そこで、昭和47年(1972年)、現在美和工場が建っている土地を工場用地として購入しました。当時、周囲は一面の青田。ろくな道もなく、本当にここに工場ができるのかと疑ってしまうような土地でした。

しかしその2年後にはトラックが通れる道ができ、名古屋の地下鉄工事で出た土砂を安価で購入して土地を造成し、「名古屋電機工業美和工場建設予定地」という看板を立てました。美和工場建設が決定されたのは、昭和48年(1973年)から始まったオイルショックの影響で昭和52年(1977年)のことです。

新工場に関して、エアコン完備、塵埃の出ないコンクリート床、たくさん収納できる立体部品倉庫など、各部署から希望されたことはできる限り採用し、そして昭和54年(1979年)、ついに現在の第1工場と管理棟が完成しました。

その後、昭和56年(1981年)には第2工場が増築され、63年に第3工場が増築、平成5年に大増築があり、その他にも少しずつ増改築されて、どんどん姿を変えてきました。昭和54年の完成記念に、工場の周囲に植樹されたソメイヨシノの苗木もすっかり大きくなり、春になるときれいな花をつけています。

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